「ごめん、愛してる」第3話、楽しませてもらいました。

凜華の父恒夫は、家に連れ帰った娘に律と指輪のことを尋ねます。
で、普通この状況で律が首からぶら下げていた指輪のことなんかなぜそんなに気にするのか、凜華は不審に思ってもいいはずなのに気にしないのが不思議。
ひとこと、なぜそんなこと気にするの?ってセリフがあれば不自然じゃないのにとついつい思ってしまいます。

律の父ではないかとされる指揮者の死。
それに対して、律は「痛くもかゆくもない。蚊に刺されたようなもんだ。」と
蚊に刺されたらかゆいというのが普通なのに、なんでこういう風につなげたんだろうと、ちょっと疑問というか引っかかる。
わざとなのか、そうではないのか。
蚊に刺されたではなく、ハエにたかられただったら引っかからないで済むのに。
もし律が蚊に刺されてもかゆくないのだとしたら、それは免疫耐性を獲得しているから。
何度も蚊に刺されると年をとることには蚊に刺されてもかゆくなくなるんです。
律はひどい環境にいたから、もう一生分蚊に刺されてるのかも(笑)。

サトルのプロポーズ大作戦は、何とも可愛らしく子供っぽいもの。
大人っぽい(とサトルは思っている)塔子さんにそのプロポーズの仕方はどうなんだろう?と思うけれど、サトルだから仕方ないでしょう。
その計画に対して、風船なんか使ったら子供がよってきちゃうよとか、正気か?とか言わず、風船の中に指輪を入れると割れたときにどこかへ行ってしまわないかを気にする凜華も、かなりサトルに毒されてる気がします。
風船プロポーズ、青い空、緑の木と芝生に色とりどりの風船と画的にはとってもきれいでした。
多少素っ頓狂な場面設定も、画が綺麗ならそれでいいって感じなのは韓流ドラマの流れなのかな?
ちなみに、婚約指輪に赤いリボンでもむすんでおけば、落ちてもみつけやすいのになどと現実的なことを考える私。
サトルのプロポーズを見守る凜華の表情とそれを見守る律の表情は、いい感じでした。
まさにプロポーズしようとしたときに現れる麗子。
麗子、我が子かわいさに携帯のGPSでいつも息子の居場所を監視してるんじゃないかと思ってしまいました。
さもなくば、恒夫がサトルの動きについても色々探って報告しているとか(笑)。

レストランでの律は、フォークに迷ったりして、こういうところでの食事にはなれていない風。
韓国での暮らしの中では、ボディーガードとして高級店に入ることはあっても、そこで食事をする機会はなかったということなのでしょう。
高級店でペクランが食事をするその側にボディーガードとして立っている律を想像してしまいました。
店内で麗子を見る律のまなざしが、時に優しくさえあるのが何とも切ない。
加賀美に絡まれる麗子が過去のことを引っ張りだされた途端に、一瞬かつての気位の高いお嬢様の顔を見せたように見えました。
大竹さん、凄いです。
加賀美の口を封じるべく暴力を振るう律。
その姿が、荒々しくも何故か切ない。
長瀬くんが暴力を振るうシーンって、不思議と切なさと隣り合わせのことが多い気がします。
そしてやってくる警察。
すぐにつかまる律。
店内でつかまらせなかったのは、塔子が連絡先を渡すシーンを入れたかったからなのだろうけれど、ここも、律がつかまるまでにもうちょっとやり取りがあれば、不自然さが減るのにと思ったり。

恒夫は、お金を渡して律を追い払おうとします。
けれどサトルの言葉で、それはなしに。
凜華は、サトルが塔子に恋することによって成長しているのに気づきます。
塔子がサトルを変え、自立し始めていると感じた凜華は自分の存在意義について疑問を感じます。

律と凜華、どちらも報われない思いを抱えています。
その共通点が、2人の心を近づけているのかも。
捨て子だから人の役に立たなくては生きる価値がないという律の考え。
それを聞いて、ある意味おおらかにえらいえらいと頭をなでる凜華。
頭を撫でられたことで律の心にこれまでにない感情が生まれてくる。
思わず、膝枕をねだり、子守唄をねだる。
凜華はそれに応え、律の意識の底にあったのと同じ子守唄を歌う。
律の目から涙が流れる。
律の涙に少し驚きながらも、泣いていることを茶化すよういう凜華。
子供のように涙をぬぐって、唐突に凜華にキスする律。
この、一連の流れの中での律の表情が素晴らしかったです。
膝枕シーンではずっと顔のアップでセリフもなく、大きく表情が変わるわけでもないのに、それでもってしまう密度。
幼子のような顔をしたかと思うと、一筋涙を流し、さらに起き上がって強引にくちづける。
細やかに移り変わる顔と体の表情が、色っぽく美しい。
1話のラストも凄かったけど、3話のラストも見事。
キスが唐突なのは、凜華の自分への接し方に母性的なものを感じとった律が、それを欲しいと思い、その欲しいという気持ちが、律の心の中で奇妙にスライドして、本能的な欲望のスイッチを入れたということではないのかと、私は思っています。
普通欲しい→本能的な欲望へとはいかないのですが、そこにスライドしてしまうところに、律の心の欠落してしまった部分を感じます。
欲望のキスが、愛情のキスに変わる日が来るのか?
奪う愛ではなく、与える愛を律が自分の中に見出す日が来るのか?
そんなことを思ったキスシーンでした。

今回、若菜と凜華に指輪をはめるシーンがありました。
それぞれ、本当は大切なものなのにゴミだされたものを嬉しそうにはめる若菜と、他の人のために用意された指輪をつかの間こっそりはめてみる凜華。
対比というわけではないのかもしれませんが、どちらも切ない指輪シーンでした。

第4話、どんな展開になるのか、楽しみです。

最後に吉岡さんのインタビュー、長瀬君についても語ってくれています。
吉岡里帆の果てない俳優への想い「もっともっと能力を上げていかないと」
http://www.crank-in.net/entertainment/interview/50926
 共演する長瀬の演技については「すごく丁寧で繊細」と評し、「自分の役をやり切るだけでも大変なはずなのに、自分の役だけを見ずに、周りのキャラクターたちを理解しようと話されてるなって、現場で思うんです。私のこともそうですが、もちろん坂口健太郎君のサトルも、大竹しのぶさんの麗子さんも、みんなのことを考えてらっしゃるということに、すごく惹かれますね」とその人柄も絶賛。

長瀬君についてのところだけ、抜粋しました。
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