池井戸潤さんの半沢直樹シリーズの2冊を読みました。
「ロスジェネの逆襲」は、証券会社に出向中の半沢が、IT系企業の敵対的買収の攻防戦に絡んでくるお話。
「銀翼のイカロス」は航空会社の再建のための債権放棄をめぐる攻防と、銀行内の派閥闘争。
以前にこのシリーズの2作を読んでいるんですが、半沢さんって、こんなにスーパーマンでしたっけ?って感じがしました。
正論を語って、相手を完膚なきまでに叩きのめす主人公。
正義の人。
で、敵に回るのは皆卑小で小狡く、わかりやすい絵にかいたような悪人。
下っ端悪人たちは皆無能。
半沢に味方する人達は、皆有能。
水戸黄門や遠山の金さんみたいな勧善懲悪の時代劇を見たような読後感です。
登場人物にあまり深みがないので、総じて平板な印象でした。
筋自体はそれなりに面白いんですが、もうちょっと人間を書いてほしいなと思いました。
「空飛ぶタイヤ」の方が、登場人物に奥行きがありました。
まだ、シリーズは続くのかな?って感じの終り方でした。
スポンサーサイト