空飛ぶタイヤ、読み終わりました。
文庫で上下2巻。
2回目だし、1冊2時間で4時間もあれば読めるかと思っていたんですが、思っていたより時間がかかってしまいました。

モデルになったのはかの三菱自動車のトラックのリコール隠し。
本作が出版されたのが2006年9月ということで、その後の三菱自動車のたどった道を思うとなんだか将来を予見していたかのようにも感じられます。
企業体質ってそうそう変わるものではないのかもなどと思ったり。
また、本筋ではないんですが、海外の原発関係会社を買収した時の精査ミスから多額の損害が発生するというエピソードもあったりして、これは今の東芝で現実になっているなあと。
そういう意味では、今、この小説は凄くタイムリーなのかも。
2度目でも、やっぱり面白いものは面白かったです。
赤松に長瀬くんを重ねて読めばなおさら(笑)。
原作では直接赤松とかかわりを持たない人達もたくさん描かれていて、それが企業というものを描くことにつながり、物語に厚みを与えているのですが、映画化する場合はどうするのか気になるところ。
刈りこまないと映画にならないだろうけれど、刈りこみ過ぎたらうすっぺらくなってしまいそう。
そのあたりの按配が難しそうです。
そういう意味では脚本が肝かな。
とりあえず、赤松が苦悩するシーンがたくさん出てくることは確実なので、長瀬くんの美しい眉間の縦じわが拝めそうだと今から期待しています。
赤松は、一本気で頑固で責任感と正義感のある熱い男。
長瀬くんがこれまで演じてきた人物に重なる部分もあるので、わりとイメージはしやすかったです。
他の登場人物をどんな方々が演じるのかも気になります。
スポンサーサイト