本屋さんで見つけて、えっこんな本がいつの間に!という事で即購入。
奥付を見たら去年の9月発行になってるじゃありませんか。
何で今まで気がつかなかったんだろうと、自分にあきれました。
思えば、家を建てることになってから家関係の本ばかり読みあさっていた分、落ち着いて小説を読むことからちょっと遠ざかっていたかも。

「キング誕生」 池袋ウエストゲートパーク青春篇

http://www.e-hon.ne.jp/bec/SA/Detail?refShinCode=0100000000000033141495&Action_id=121&Sza_id=B0
あの、キングとマコトの高校時代の話です。
正直、本編と高校時代とで設定が微妙にずれている部分があるような…。
青春時代をうたっている割には、マコトの語り口はIWGPの初期の頃より若さを感じませんでした。
まあ、過去を振り返って語っているという形式なので当然なのかもしれませんが…。
マコトの若さでは、青春時代を羞恥を持たずに語れないのではないかと思うのですが、それがない。
なんとなくですが、筆者が年を重ねて書きなれたのが、そのまま登場人物に反映しちゃっているような気がします。
1人称の小説だから、なおさらそれを感じました。
キングのキャラクターもシリーズ1冊目とは結構違っているような。
まだ子供っていうのを差っ引いても、このキングが後日あんな風になるものだろうかって思えて。
女顔で線の細い印象の高校生キングは、ひょっとしたらテレビドラマの窪塚洋介さんが演じたキングのイメージに影響されたのでは?
ケンカ上等の少年漫画っぽい感じのお話です。
石田衣良さんのIWGPシリーズって、不良というかヤンキー的な登場人物を描きながら、実はメインの人物がヤンキーっぽくないし、話しの筋立てというか持って行き方も、ちょっとスカしているというか、軽くひねってあったりすることが多かったんですが、今回はそれがありませんでした。

読みやすい小説なので、パラレルワールドのタカシとマコトの若き日を垣間見るつもりで読むと楽しめると思います。
スポンサーサイト